大澤特任准教授と児玉名誉教授研究グループは、名古屋大学の島村徹平教授、慶応大学の曽我朋義教授らと共同で、低栄養状態のがん組織において、グルタミン欠乏に応答して細胞膜合成を調節する代謝酵素であるPCYT2の発現が低下し、細胞膜リン脂質（PE）合成経路の中間代謝物であるエタノールアミンリン酸（PEtn）ががん細胞内に蓄積することによって、がん細胞が栄養飢餓に対して耐性を獲得するというメカニズムを明らかにしました。本研究成果は、「Cell Reports」に掲載され、プレスリリースを行いました。

論文サイト：

Cell Reports: https://www.cell.com/cell-reports/fulltext/S2211-1247(19)31149-0

プレスリリース：
日経産業新聞：2019年10月8日付「がん細胞、栄養不足に耐性」

https://webreprint.nikkei.co.jp/r/LinkView.aspx?c=7BD0D405AC62499396AF2C28AEB1E3A8

東京大学先端科学技術研究センター：https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/news/release/20191002.html

東京大学：https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/

国立研究開発法人日本医療研究開発機構 : https://www.amed.go.jp/news/release_20191002.html